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千マハ・ユガが一カルパです。二つのカルパでブラフマーの一日となります。ブラフマーの寿命は百年です。この寿命の半分をパラールタムと呼んでいます。

いままで説明されてきた瞑想の過程（ディヤーナ・プラクリヤ）に慣れておらず、サーダナ（霊的な修行）を実践しない一般の人々は、鳥や動物として生まれ変わり、無限の悲哀を味わいます。我々は、この悲哀と苦痛を経験すべきではありません。

より高い次元の居住者は、老齢、死、心身の不調も経験しません。精妙体によって何も恐れずにこの次元を旅する完成した人は、地の要素（プリティヴィ・タットヴァ）を得ます。それを水の要素に融合すると、彼は水の姿になります。この水の要素を火の要素に融合すると、彼は火の姿になります。いかなる妨げもなしに一定の期間その姿にとどまった後、彼は火の姿から風の要素に融合します。その後、風の姿を空の要素に融合させ、それは至高の主の無限の根本原理の光をもたらします。

熟達したヨーギは、嗅覚（グラーネンドリヤ）を土の要素（スークシュマ・プリティヴィ）に、味覚を水の要素に、視覚を火の要素に、触覚を風の要素に、聴覚を空の要素（アーカーシャ・タンマトラ）に、それぞれを融合させます。また、様々な活動のための器官（カルメンドリヤ）に各行動を融合させます。

彼は粗大な元素と精妙な元素（パンチャ・ブータとタンマトラ）をタマス（暗質）的自我（アハンカーラ）、感覚（インドリヤ）をラジャス（激質）的自我に、感覚とマインドの主宰神をサットヴァ（純質）的自我へと溶け込ませます。これらの異なる活動性を持つ自我があり、ヨーギはこのプロセスに従います。

同じ方法で、ヨーギはこの自我をマハット・タットヴァ（宇宙的知性）に溶け込ませます。次に、マハット・タットヴァをマーヤ・シャクティ（幻力）に溶け込ませます。このマーヤ・シャクティは、三つの特質（サットヴァ・ラジャス・タマス）の原因となるものです。

至福の具現であるヨーギは、精妙体を幻力（マーヤ・シャクティ）に溶け込ませた後、もう永遠に別の身体を持つことはありません。これが解脱の状態です。

その後、彼はプラクリティ（根本原質、自然）とともに、完全にパラマートマと一つになります。パラマートマはいかなる変化もせず、至福の権化です。

これが解脱です。理解できますか？これを十回聴いてください。それだけで、あなたは解脱という言葉の真の意味を理解するでしょう。パラマートマへの融合が実際に何を意味するのかを理解するでしょう。プラーナーヤーマとヨーガの意味を理解するでしょう。

恐れる必要はありません。霊性の志向者は決して恐れません。彼は本当に多くの秘密がバーガヴァタムのお陰で明るくなったことを本当に幸せに思うでしょう。結局のところ、私たちにこれらすべてを教示しているのは、聖仙シュカです。オウムの姿となって、彼はこの知識をパリクシットに説教しています。率直に言うと、彼はパリクシットのみに語っているのではありません。私たちに向けて語っているのです。親愛なるオウムよ！おお、聖仙シュカよ！私が何回あなたに敬礼しようとも十分ではありません。

この方法で説明されているように、至高のパラブランマに融合するヨーギには、生まれ変わりはありません。彼はすべての関わりから自由になるでしょう。彼は生まれ変わりの恐怖が全く存在しないところから究極の解脱の状態に到達します。

解脱には多くのレベルがあります。これらすべてのレベルの解脱において、生まれ変わりの予見があります。ヨーギは、生まれ変わりの可能性がないレベルに到達します。多くの人の内一人しか、このレベルの解放を達成できません。

その状態に到達するためには、この精巧なプロセスを経なければなりません。少なくとも今回の人生で試みることを始めてください。私たちは、解脱を達成することを急ぎます。私たちは来年までにどうにかして達成したいと欲します。

二つのクラスに参加しただけで、我々は解脱を求めます。あなたは解脱を達成するのがそんなに簡単だと思いましたか？一方で解脱について話しながら、、罪深い行為と罪深い思考に耽溺していますが、それでどのように解脱を得ることができるでしょうか。

「おお、パリクシット王よ！私は今あなたにサドヨモクティ（瞬時の解脱）とクラマ・ムクティ（漸進的な解脱）の2つの方法について説明しました。これは永遠のものであり、ヴェーダで説明されています」

ナーラーヤナ！ナーラーヤナ！

続く